2020.06.10 (水)
コロナウイルスが転職市場に与えた影響
コロナウイルスが転職市場に与えた影響
今回は新型コロナウイルスが日本に与えた影響の中でも転職市場に焦点を当ててみたいと思います。
目に見える数字で言うと新型コロナウイルスの影響により有効求人倍率は低下しています。(6月の時点で半年連続の低下)厚生労働省が発表している有効求人倍率の推移を見てみると、コロナウイルスの存在が問題視され始めた12月以降、有効求人倍率が低下していることが分かります。
参考:厚生労働省
有効求人倍率だけでなく、有効求人数の数そのものも、減少傾向にあります。これは感染防止のための活動自粛によって、分野や業界を問わず売上の大幅な減少に直面した結果といえます。それに伴い企業の人員削減などで失業者数は3ヵ月連続で増加しています。
新型コロナウイルスの影響で様々な企業が採用活動を控える一方で、積極的な人材確保を行っている企業もあります。
・常に人手不足の業界
・コロナウイルスの影響により需要が高まっている企業 などです。
さらに面接の形もWEB・オンライン面接を取り入れる企業が増えています。オフィスに訪問する必要がない、日程調整がしやすいなどのメリットがありますが、コミュニケーションが取りづらいといったデメリットも存在します。
2020年の転職市場では採用活動を控える企業が増え、転職市場にライバルが増える。未経験歓迎の求人が減少するということが考えられます。
コロナウイルスによる景気悪化は避けられず、長期にわたって影響が出る可能性が非常に高いと考えられます。影響が全世界におよび、先行きが不透明という点では、リーマンショック時の状況に酷似しています。ただし、今回のコロナウイルスはあらゆる業界へ一気に打撃をもたらしているため、経済へのダメージはリーマンショック以上になると予想されています。
現在転職を考えている方は、転職市場の変化を正しく見極めて転職活動を行っていかなければならないでしょう。