BLOG MAGAZINE キャリアザウルススタッフによる日記BLOG

キャリアザウルスはWEB求人大手のバイトルと提携し、求職者の皆様に多くの情報を提供させていただいております。バイトルには求職者と求人企業のマッチングを図るために細かなチェックボックスがあり、そのことで求職者はより自分にピッタリの求人を探すことが出来ます。

そんなバイトルのチェックボックスの中に「外国人OK」という項目があるのですが、高知で私が担当させていただいているお客様で、そこにチェックを入れられたお客様は1件あるかないかだったんです。そんなことで私は随分前から「どうしてこんなに誰もチェックしない項目がわざわざ設定されているのだろう」という疑問があったのですが・・・

 

とある用事で名古屋に行ったときのことです。少し早めに着いたので時間が余り、11時頃でしたでしょうか、コメダ珈琲に立ち寄りました。そこで私が見た光景は、働いていた4人の従業員が全員アジア系の外国人という、従業員の中に日本人が1人もいない店内だったのです。インドネシア・フィリピン系の顔立ちが2名、インド系が2名だったと思います。全員が女性、彼女は流暢な日本語で、

「イラシャイマセェ、オタバコスワレマスカァ。コチラドゥゾ」

と席に案内してくれました。注文を取りに来た彼女の胸にはカタカナで書かれたネームプレート、業務には何の支障もありませんでしたが、高知で住んでいる私は軽めの違和感を覚え、ともあれそこで1時間ほど過ごしました。

そうしてコメダを出て用事を済ませると夕方になり、お腹も空いて吉野家に入りました。そこで私が見た光景は、働いていた5人の従業員のうち日本人は1人だけ、残り4人は外国人だったのです。そこではインド系の方が3人、とにかくインド人が多い印象です。そこでも普通にインド人が注文を取りに来て

「トクモリツユダクデスネェ、アリガトゴザマス」

といった感じです。

日本人は基本的に移民反対ですよね。でも名古屋は既にそんな状態、飲食店で外国人が働いている光景は当たり前になっていました。ちなみに東京でコンビニに立ち寄った時も、店員に日本人の姿は一人も見られませんでした。居酒屋では既に店長が外国人のお店もあるとかないとか・・・。

アジア諸国にとって日本は給料が良く、日本でお金を稼ぎたい人はたくさんいます。その人たちは日本で働くため、言葉はもちろん、日本国民の性格や習慣、礼儀に至るまでしっかり学習しています。日本で働くにはいろいろ規制があるため、働く側も真剣です。そんなことで日本は既に移民状態と言って良いと思います。

 

日本は少子高齢化です。世界の人口は増え続けているのに、日本の人口は減っている。いまだかつて人口を減らしながら繁栄した国家は一国もないので、日本の対外的な国力は落ちていくでしょう。補うには外から人を入れるしかありません。さらに言えば、労働力は人から機械へと移行していきます。最近ではスーパーでも、支払いのときに自分でお金を入れる機械が増えましたし、amazonはレジのないコンビニを作りました。人間は一人一人指導しなければなりませんが、機械は一つのプログラムを書き換えれば、クラウドを通して全国何千何万という機械が一気に変わるわけです。もはや人間に勝ち目はありません。

日本人が仕事を選り好み出来る時代は終わる・・・。私は素直にそう感じました。もし私が経営者なら、ろくに働かずパワハラだのセクハラだの、均等法だの労基だのと口うるさい日本人より、家族のため真剣に働きに来た外国人の方がよほどありがたいと思います。しかも機械は文句をいいません。※セクハラやパワハラは絶対にいけません。そして男女雇用機会均等法や労働基準法を遵守せねばならないのは言うまでもありません。あくまでたとえの話です、念のため。

 

しかし外国人が日本のことを深く知るには時間がかかります。痒いところに手が届くサービスは日本人にしか出来ません。また、機械には笑顔がありませんし、本当に困っているお客さんに差し伸べる手もありません。仕事において日本人が生き延びる道は、外国人や機械には絶対に真似出来ないことをやるしかないのだと思います。日本人の皆さん、しっかり頑張りましょうね。

 

（文／近衛兵）