INFO 2021.02.22 (月)
エッセンシャルワーカー2
エッセンシャルワーカー2
前回に引き続き、今回もエッセンシャルワーカーについてご紹介します。
「エッセンシャル(Essential)」とは、日本語で「必須の」「不可欠な」「本質的な」「非常に重要な」
などの意味を持つ言葉。
つまり、エッセンシャルワーカーとは、日常生活を送るために欠かせない仕事を
担っている人たちのことを指します。
新型コロナの流行拡大対策で、全国的に時差出勤やテレワークが広がりましたが、
生きていくために必要な食料やインフラ、安心・安全に暮らすための
医療・介護・行政などは、業務を止めたり時間を変更したりすることは難しいのです。
そこで、当たり前だと思われてきたけど必要不可欠な「エッセンシャルワーカー」の
仕事には、国からの助成金や慰労金の給付が行われるなど、さまざまな支援も進んでいます。
[例]介護業界で働く人への支援策
例えば、介護士の仕事。介護業界では、現場で働く労働者を支援する様々な対策として、
新型コロナウイルスの感染拡大後に、介護従事者には「慰労金」が国から支給されました。
また、介護の仕事に必要な資格や、スキルアップのための資格を取得するときに補助金や
助成金がもらえる制度もあります。
「研修を受けて介護の勉強をしてから働きたい」「まずは現場で働きながら、資格を取って徐々に
ステップアップしたい」と考えている方なら、たいへんうれしい話です。
介護の基礎が学べる「介護職員初任者研修」は、年齢・経験を問わず誰でも受けられる
介護の基本の研修。
ハローワークの「教育訓練給付金制度」や、都道府県・市区町村の「介護職員初任者研修の
費用助成」を利用すれば、受講料の一部が助成金として受給できます。
自治体によっては全額費用を支給してくれるところもあります。
2020年に流行した新型コロナウイルスは、多くの人々の働き方にも影響を与えました。
生活を支える仕事の中でも、介護や看護などの医療・福祉職は特に人材の需要は
高くなっています。
これからの就職活動においても、生活に欠かせないエッセンシャルワーカーの仕事は、
今後も注目される仕事の1つです。
今後、介護や看護などの医療・福祉職に就きたいと考えている方には、
よい機会でもあるかもしれませんね。